車検の一般的な点検項目の中に
■「ステアリング装置の点検」
があります。
これはハンドル操作の不具合を防止するため、「ロッドおよびアームの緩み、がた、損傷」を点検するという
項目です。
今回はその中でも、分かり易い消耗部品について、ご紹介いたします。
ご入庫したのは、4回目の車検を迎えた、
スズキ ソリオ 車検時の走行距離は70,000km越え。
タイヤを外して足回りの点検をしていくと、ステアリングタイロッドエンドブーツからグリス(油)が飛びだしておりました。
まず、「ステアリング(舵取り操作)タイロッドエンド」と言うのは、
ハンドルの操作力をタイヤに伝える働きをするものです。
上の画像を見てもらうと、どういう機能か分かり易すいですよね。
(CG画は日本自動車整備振興会連合会からお借りしています)
ハンドルを左右に切ると自分の行きたい方向に車が進んでくれますよね?
この重要な、舵取り関連の役割をしているもののひとつが、
ステアリング・タイロッドエンド です。
そして、そのジョイント部(つぎ手)には、ブーツと言うゴムが覆われており、
そのブーツの事を言うので、「ステアリング・タイロッドエンド・ブーツ」と言います。
このブーツのお陰でジョイント部への異物やゴミの進入を防いだり、グリスの飛び
出しを防いでくれているのです。
では、どこに位置して装着さてれいたのか実際の画像で、見てみましょう!
上の画像はフロントの右タイヤを外したところです。
タイヤを外すと、円盤みたいなものが見えますが、
そこはブレーキ制動の要の部品で、その裏側に隠れるように、ちょこんと位置しているのが、
「ステアリング・タイロッドエンドブーツ」君です。
車は、大きく分けて、走る・止まる・曲がる が大きな走行機能ですが、
その 曲がる を支えている、言わば、縁の下の力持ち!!
小さな部品ですが、とても重要な役割をしている、
分かり易く人間で例えるならば、、、、
骨と骨の間の 軟骨 みたいなものでしょうか。
(でた!例えるシリーズ!)
そうです、、年令を重ねてくると、軟骨がすり減り、膝が痛みますよね・・・。(´;ω;`)
平成27年式、4回目の車検、7万キロ越え・・・・
車齢を重ねて、ハンドル操作、切替の繰り返しでこの部品も
さすがにヒビが入ってくるのです。
ただ、人間の膝の痛みならば、自覚症状がありますが、こちらはヒビが入っていて
も走行時に自覚症状がないのが厄介・・・。
でも!!!軟骨は簡単に交換する事ができませんが、(いや、だからもう軟骨はいいって)
「安心してください!交換できますよ!」(でたW!とにかく明るい人)
交換を怠ると、このヒビから異物が入ったりして、
最悪の場合、
接手部が抜け落ちてしまいます(;O;) (あら大変!)
という事は、、、、、そうです。
もうお分かりですよね。
ハンドル操作が不能となり、重大な事故を引き起こす可能性が
出てくる。という事になります。
でも大丈夫!
そうなる前に、整備士がきちんと車検で点検し
交換の必要性がある場合には、お知らせし、フロントでしっかり
ご案内させて頂きます!
もちろん、その時には金額のご連絡もさせていただきますので
安心ですね(^_-)-☆
上の画像で、交換前のブーツのヒビ穴からグリスが飛び出ているのが分かります。(交換の工程写真を撮り損ねてしまい、メカニックに無理言って交換後の部品をまた袋から出してもらったの画像)
このお客様は新車ご購入からご利用いただいており、
その後オイル交換もまめにご来店下さっているお客様で、
そのせいか、これまでに大きな故障もなく
4回目の車検でも距離に準じた消耗品の交換のみで
完成検査も無事に終えました。
ありがとうございました。(^^♪
以上、「ステアリング装置の点検」について、
消耗部品のご紹介でした★
ソリオ H27年式 7万Km越え
ステアリング・タイロッドエンドブーツの左右交換料
左右部品・工賃込み 5000円代(車検時)
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